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パンを焼く
昨日パンを焼きました。


リンパ(limpa)と呼ばれるスウェーデンのパンです。
昔給食に出てきた茶色いコッペパンみたいな少し甘い味がします。
普通のパンと違う点は、カラメル色の甘藷のシロップとじゃがいもが入っていることです。

初めてパンを焼いたのにこんなにうまくつくれるわけがなく。。。
パンミックスを使いました。


あと生イーストがかなりポイントだと思います。
スーパーの牛乳売り場の隣に生イーストが安い値段で売っています。

パンミックスとイーストと人肌のお湯を混ぜるだけ。
特に発酵温度を気にすることもなく、放っておいたらふくらんでいました。

次はシナモンロールに挑戦したいです!

| keiko | 03:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ストックホルム庭園レポート(ウルリクスダール/Slottstradgarden, Ulriksdals)
 雨続きのスホックトルムでしたが、久しぶりに青空が見えました。
その隙を狙って、ストックホルム近郊のずっと気になっていた庭園に足を運んでみました。

 中心部から地下鉄とバスで30分、ストックホルムの隣のSolnaというコミューンにあるウルリクスダールと呼ばれる場所に国王の所有する別荘であるお城と庭園があります。そしてここは広いガーデニングショップがあることでも有名です。

Slottstradgarden Ulriksdals
 
お城があり、庭園があり、カフェ、野菜畑、ガーデニングショップと私が働き学んでいるローゼンダールストレードゴードと似ています。

お城


お城の前の広場


ガーデニングショップ



ユニークなガーデンファーニチャーや植木鉢がありました



野菜畑とお花畑
自分で収穫してかごに入れてお会計に持って行きます。


子どもの遊び場
トランポリンはまりますよ!


なぜか豚がいました


カフェも素敵でした


夕方からまた雨が降ってしまいましたが、
遠足気分でいい週末になりました。

もう秋に近づいているのでしょうか、最近は風が涼しいです。
日本はまだまだ暑いようですね・・・
暑中お見舞い申し上げます。

| keiko | 05:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
レインボー!!
8月2日、ストックホルムで大きなお祭りがありました。
「Euro Parade 08」通称ゲイパレードです。


毎年この時期にパレードとそれに関連したお祭りがあるらしいのですが、今年はストックホルムがヨーロッパ最大のイベントの開催地になっているようで、ヨーロッパ各地から集まってきていたようです。

 パレードの1週間前くらいから街中にレインボーフラッグが目立ち始めました。
バスも


レストランも


 スウェーデン人に言わせると賛否両論ありなのですが、気になるので見に行ってみることにしました。
 
 街中に出ると、ストックホルムにこんなに人が居たなんて!っていうくらいの観客数で、あいにくの雨でしたがお祭り気分満載でした。

 ゲイ、レズビアンだけでなく、自由に何かを主張したい人もパレードに参加するようです。
 みんな意外と普通の格好で、歩いているだけという感じ。もちろん個性的な格好でパフォーマンスをする人もたくさんいました。
 トラックの荷台にステレオを積んで、そこで人が踊っているという山車?が多かったような気がします。


 警察やお医者さん、軍隊などの団体出場が目立っていて、制服を着て堂々と練り歩く姿はとても迫力がありました。


 御堂筋パレードみたいにやっぱりブラジルサンバ隊が居たのです!
もしかしてただのお祭り好きなブラジル人だけなのかと思って見ていたのですが、その団体からこちらに人が向かってきました。「ケーコ、ケーコ」と叫びながら、、、
えええ?!誰・・・?!
 赤毛の三つ編みかつらに短パン姿、サングラスをかけたピアスいっぱいの彼?彼女は?!アルゼンチン人の友達でした。彼はただの祭り好きで踊っていたようです。一緒に居たスウェーデン人のまじめな女の子の友達がびびっていました。

それにしてもこの応援旗、人文字違いでうまいダジャレになっているとはいえ、
無邪気な4歳くらいの女の子がパパに肩車されて
これ、ふってるんですよ!さすがスウェーデン。



「みんなそれぞれなんだから!」と書かれたトラック。熱い叫びにキュンとなりました。




| keiko | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
夏の小屋
7月の中頃に「スウェーデンの夏」を楽しんできました。


学生の頃、テキストに出て来たり、スウェーデン人の先生が楽しそうに話してくれたりしたのですが、スウェーデン人は夏の小屋で夏休みを楽しみます。


 普通の家庭なら大抵は一軒どこかの田舎に夏の小屋を所有しています。普通の家だったり(水道・ガス・電気あり)、本当にただの小屋だったり。私が聞いた話では、多くの家庭がただの小屋で水道はなかったりすることが多いそうです。湖で泳いでシャワー代わりに。トイレは汲取式で、森に返します。
 森の中にひっそりと、あるいは海辺や湖のほとりに小屋を建てたりして、喧噪もない静かな時間を自然とともに楽しむそうです。

 夏の小屋で過ごすことは、夏休みが長い(4週間とか!)スウェーデン人の夏の典型的な過ごし方です。もちろん若者は街の夏を楽しむために、またバイトのため行かないことも多いようですが、私の同年代の友達はだいたい1週間前後、家族と森にこもっています。
 さて、一時的滞在者の私にもこのチャンスが訪れました。
 友達の彼氏のパパが持っている小屋にお誘いいただきました。
想像通り!もう最高でした!3日間という短い間でしたが、こんな時間が持てたことが幸せです!

 ヘルシンランドという地方。ストックホルムから北へ東海岸沿いにバスで3−4時間、海と湖のちょうど混じり合ったところにたくさん島が浮かんでいるのですが、小さな島のひとつにその小屋はありました。
近くの岸から自家用ボートで10分!


小屋1つだけではなくて敷地内にいくつか小さな小屋を建てています。
この島には4つ小屋群しかなかったと思います。
滞在した小屋の母屋

泊まった小屋


典型的なスウェーデンの夏の小屋の過ごし方とは。。。
1、 ベリー類を採る。
2、 きのこを採る
3、 湖で泳ぐ
4、 何もしない

湖は寒すぎて泳げなかったのですが、それ以外は全部しました!
ベリーは今年は不作らしいですが最高においしかったです。


海(湖)をながめてぼーっとしたり


 ご家族の方もあたたかく迎えてくださって楽しい時間でした。

田舎のもうひとつの楽しみ!といえばロピス!たくさんまわってきました。
ロピスとは蚤の市のことで、街中にもありますが、田舎の家庭でいらなくなったものの蚤の市なので、たくさん年代物、掘り出し物が眠っているそうです。


かわいいものに興奮しっぱなしで、食器や布を買ってしまいました!
ヘルシンランドはリネンが有名らしく、素敵な織物の展示施設や郷土資料館も見て回ってきました。
(リネンの写真はカメラが電池切れのため残念ながらありません。。。)
スウェーデンの昔の暮らし
素朴な感じですね。


田舎、なんでもっと早く行かなかったのだろう。最高です。
野生の鹿や山猫も見たかった!

他の地方も回ってみたいなぁ。北欧旅行される際はぜひ田舎も!
森を体験して初めて北欧を感じたことに気づきました。


| keiko | 22:56 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
バイオダイナミック農法(トマト編)
 ローゼンダールではバイオダイナミック農法で野菜を育てています。
バイオダイナミック農法とは・・・説明がとても難しいです。
日本語で本を読みましたがさっぱり理解できませんでした。今実際に作業をしながらどんなものかということを手探りで学んでいるような状況です。
 ざっくりと説明すると・・・20世紀前半にオーストリアの学者、ルドルフ・シュタイナーが提唱した農法で、自然のリズムとの調和を重んじて健康な土壌作りと植物の組成力増進の達成を図る持続可能な農法です。ヨーロッパでは比較的知られています。
 バイオダイナミック農法では、太陽、月、惑星と地球の位置関係が土壌や生命体の成分及び気象等に与える影響を重視して、種まき、苗植え、耕うん、調合剤の準備や施肥、収穫などの時期を天体の動きにあわせて選択し、また、土壌バランスや植物を健康に保ちつつ効果的な収穫をあげるためのサプリメント或いはコンディショナーとして、人為的な化学物質はいっさい使用しないかわりに、天然のハーブや鉱物、家畜を利用して作った各種調合剤を施したりします。(参考URL: OZ GARDEN

 いわば、無農薬農法にスピリチャルな要素を加えたようなものでしょうか。
 
 馬のフンを土に混ぜたり、コンポスト(これも独特の配合あり)の管理をして、いい土を作りそれを畑や花壇に使ったり、除草剤使わないで雑草を抜くケアをしたり。とてもとても大事に野菜を育てています。

このスピリチャルな部分が本を読んでもどうしても理解できず。。。
 とにかく体にいいおいしい野菜が採れるということで、ローゼンダールにある農園でも種から育てた苗を5月前半から畑に植えはじめました。
 いくつかおもしろいバイオダイナミック式のトリートメントがあるので、紹介したいと思います。
今日はトマト!

4月頃、ビニールハウスにトマトを植えました。


20度に保たれたビニールハウスですくすくと育ち・・・


そのトマトが甘い実をつけて、いま食べごろです。


すくすく育っていたのですが・・・葉っぱに白いカビが! 
うどん粉病だと思います。

これをケアするために特別なお薬を作りました。もちろんノンケミカル。

■ 材料
gron sapa 小さじ2くらい (日本語で軟せっけん、緑色のねっとりした液体。杉を煮だして作るらしい・・・石けん)


アルコール 大さじ4くらい


水 1.25L

3つをまぜて葉のカビに吹きかけ、洗い流します。


Gron sapa にはクエン酸ナトリウムが含まれているらしく、日本では食酢を薄めて吹きかけるようなケアを見つけました。 クエン酸と食酢はちょうどPH2で同じくらいの酸性らしいです。
 カビを洗い流すだけでなく、ほんの少しだけ予防効果もあるようで、せっせと洗い流し


おいしいトマトを収穫しました!


他にも畑で育てていた野菜が売られ始めました。


バイオダイナミック農法、かなり手がかかります。
この野菜が市場に流通することは難しいと思います。安定供給が不可能。。。
次はりんごの木のトリートメントを紹介したいと思います。

| keiko | 06:07 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
ミリオンプロジェクト
 ストックホルムのあるエリアにとてもエスニックな街があると聞いていました。そこには移民してきた外国人たちが集まって住んでいるところです。地下鉄の青いラインに乗りcityから離れて行くと、異国に居るみたいだという話を耳にしたこともありました。
 実際、わたしも6年前旅行で訪れた時に地下鉄の赤いラインでcityから離れた場所に遊びに行ったことがありましたが、そこも異国な雰囲気がしたのを覚えています。

 「なぜそうなったか?」という理由について、友人から興味深い話を聞いたのと、また同時期に友達がそのエリアに住んでいて、お食事会に呼ばれたので行く機会があり、あまりの異国情緒っぷりに衝撃を受けたので、ちょっと調べてみようと思いました。

 1950年代後半、スウェーデン国内では都市部の人口増加に伴い、住居不足が心配されていました。そこで、政府は”milijonprogrammet”(ミリオンプロジェクトと英語では言っているみたいです)と言って、その名の通り100万棟のマンションを建てようという計画でした。“Svenska folkhemmet” スウェーデンの国民たちのマイホームを!ということをコンセプトに始まりました。期間は1965〜1975年で居住対象はlower-middle階級という設定でした。ストックホルムに限らず、ヨーテボリ、マルメ、ヨンショーピングなどの比較的大きな都市が対象となりました。
 まさに、日本のニュータウン計画と時期も状況も同じです。
日本がそうだったように、コミューンをまたがって大掛かりで計画されました。
(日本の多摩ニュータウンは八王子市、町田市、多摩市、稲城市に、千里ニュータウンは豊中市、吹田市にまたがっています。)
 ストックホルム近郊で言うと、青いラインの地下鉄の駅があるTensta, Rinkebyなどのストックホルムコミューン内のVasterorというエリアを中心に、また赤いラインのVarbyGardというハンニゲコミューン内のエリアもです。
 VarbyGardに家を借りようと思って見に行ったことがあるので、今考えるとなるほど。と思いました。(ちなみに6年前に訪れたエリアもこのへんでした)白い巨大な建物群が存在し、団地の間の駐車場と公園、駅前にはショッピングモールと文化施設が入った建物がありました。

 さて、このニュータウン、日本では建物の老朽化と居住者の高齢化が問題になっていますが、こちらでは最初に述べたように移民が居住し、リトルアラブ、リトルペルシャ、リトルアフリカ・・・たぶんもっともっと多様な文化圏の人たちが住みとても異国情緒あふれる街になっています。

 なぜそうなったか?
 1つの理由は私の想像ですが、日本では電鉄会社がニュータウンの開発に積極的に協力し、都市開発から電車の新線の建設を同時に進めていき、バス経路の発達なども完成させてきました。それに比べて今回、改めて見に行って来たTesntaの駅がある青いラインは1985年に開通しています。1967年の秋に最初の入居が始まったと記録にあります。幹線道路は通っていたので、バスでの輸送や車があれば問題なかったかもしれませんが、陸の孤島な状況ももしかしたら不人気の一つだったかもしれません。他の都市はどうだったかわかりませんが、交通インフラがついてこなかったことが一つ理由になるのではないかと思います。
 もう1つ、文献を読んだところに書いてあったのは、大自然の中に突如として何の面白みもない白いでかい建物が連立している風景は奇妙だということで、少しCityから遠くて不便でも、そして少し老朽化していても、そっちに住みたいというスウェーデン人たちの意向があり、人気がなかったのだと書いていました。それを読んだときなるほど納得でした。彼らが好みそうにない建物であり、生活スタイルだからです。

 さて、そのプロジェクト発足から、建物が完成し、入居となっても入る人が居ない、時期はちょうど1970年代。
 他の国からの多く移民を受け入れてた時代です。彼らがその居住者となり、住み着きました。
現在のTenstaの風景です。

連立するポストモダンな白い建物


衛星アンテナで、自国のチャンネルを拾っているようです。
主にアラブ系が多いとか。


計画された都市ならではの、車と人を分離する道路設計。
陸橋は日本でもよくありますね。


駅前マーケットの様子


マーケットでは北アフリカ、中東で食べられるピタが売っていました


アラビア語で書かれたお芝居の広告。


地下鉄の様子
ストックホルムでは地下鉄駅ホームにアートがあります。
ここでは各国の”団結”



 地下鉄の青いラインに乗ってHjulsta方面に向かいます。そうすると、SundbyCentrumあたりから車両に乗っている人たちの髪の色が全員黒くなっていました!(私も含め)
 地下鉄は向かい合わせの4人席なのですが、私+3人ソマリア人。女性は布をかぶって髪を見せないようにしていました。
 最初、スウェーデン語のなまりかと思ってよく聞いていましたが、わからなかったので話かけてみました。ソマリア語よって言われました。Rinkebyに住んでいるとのことです。
 現在Tenstaに住んでいる人の57%、約17000人が外国人だと書いてありましたが、実際に行ってみると90%以上という感覚です。 
 おそらくここで生まれてスウェーデン人になってしまった人たちがたくさんいるのかもしれませんが、いわゆる見た目が典型的なスウェーデン人という人たちは100人に1人くらいしか見ませんでした。また生活保護を受けている人たちもたくさん住んでいるようです。
 昨日たまたま友達と夜遊びをしていましたが、その時来ていた友達の友達という人の中にRinkebyに住んでいる男の子がいました。最初スウェーデン語が訛っているので、「何年スウェーデンに住んでるの?」と聞くと、生まれてからずっとだよって言っていました。もう一人の子は8年前にスウェーデン人のガールフレンドに出会い、アルゼンチンからやってきて、彼もRinkebyに住んでいるとのこと。Rinkebyはスペイン語が十分通じるんだよねって言っていました。
 話には聞いていましたが実際行ってみると、想像以上で驚きました。
移民が独特のコミュニティを築いて、スウェーデンになじんでいないこと、治安が悪くなっていることが一つの社会問題だとのことです。
 治安が悪くなっていることは移民だけの問題ではないと思います。なんでもかんでも移民のせいにするのはどうかと思いますが、一部“ネオナチ”と呼ばれる極右の人たちが、移民を迫害したりしているみたいです。
 最近友達の彼氏が、Rissne(Rinkebyの隣の駅)にて夏至の日、“ネオナチ”集団のパーティーを発見したそうです。わたしも外国人なのでちょっとびくびくしています。
 余談ですが学生の頃、スウェーデンにはネオナチがたくさんいて、ニューバランスのスニーカーを履いていると(Nというマークがあるから)彼らと間違えられて石を投げられるから注意するように!って冗談だと思いますが講師の人か先輩が言っていました。でもまだ一回も見たことないです。
 
 2000年くらに公開されていた「サッカー小僧」というスウェーデンの1974年の映画もそんなニュータウンに住んでいた少年の話だったと思います。

 この状態を脱却しようといろんな試みがあるようです。2006年、Tenstabo06と銘打って、新しくおしゃれな住宅の分譲などを企画し
アーティストを呼んでお祭りなどを開催するなど、いろいろな努力はしているようです。
 Tenstaに住む友人によると、現在まだまだ空き住宅があるとのこと。

このmiljonprogrammet、スウェーデンで一番有名なのがマルメのRosengard(ローゼンゴード)というエリアです。
 そこに住む人たちの90%はもともと外国から来た人だとのことです。
 そこに住むアラブ系の女性がインタビューで答えている回答が印象的でした「ここに25年住んでいるけど、スウェーデン語できないの、スウェーデン人のひとたちは一回もしゃべりかけてこないからね」と。

 同時期に同じような計画が東ドイツとソ連でもあったと書いてありました。
きっとドイツやフランス、オランダなどの外国人が多い国でも同じような問題があるのではないでしょうか。

 いろんな理由でこの国に移民してきた人たちが居ます。
平和を求めて、仕事を求めて、ボーイフレンドに会ったからなどなど。そしてそれを受け入れる都市があります。

ハード×ソフトの問題が入り組んでいて、タイミングと状況とが重なり、都市計画が当初計画していたようにはうまくいかず、40年が経ったいま社会問題となっていることがあるということがとても興味深いです。
都市は生きているということを改めて実感した機会でもありました。

 簡単に紹介してしまいましたが、もっと複雑な背景があります。
興味のある方ご連絡ください。

※ウムラウトが入っている文字を入力すると文字ばけしてしまいます。
正規の土地名が表現できておりません。ご了承ください。
| keiko | 01:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Roses!!
バラが最高にきれいです!!

私が通う学校、である市民庭園のローゼンダールストレードゴードでは、
ではその名の通り(ローゼンダール=ばらの谷)ばらがたくさん植えられています。
4月にバラの剪定の指導があり、ローゼンダールのばら園に植えられている100株以上の
バラをみんなでとげで傷だらけになりながら剪定しました。

カタリーナ(ストックホルムのカリスマガーデナー)の指導の様子


古い枝をます根元から切って、新しい枝を活かす。
新芽の向かっている方向を考慮して、枝がのびて葉がついて、花が咲いたときに
どんな株になるかイメージして剪定していきます。



こんな感じで完成


春のような冬のような時期を経て、そして今!
ばらが咲き乱れるとはこんな状態なの!!??と実感しました。



ブルーの空にショッキングピンクのばらの色が映えます。
このばらたちは訪れる人たちから見られることはもちろん、
カフェの中に飾られるフラワーアレンジメントに利用されたり、
ケーキの上に2−3個のせて飾りにしたり、
ばらの花びら入りのパウンドケーキにしたり、
今日は花びらがランチのサラダに入っていました!

昨日と今日の雨で少し散ってしまっていますが、
ストックホルムに在住のみなさんぜひいらっしゃてください!
他の花たちも夏至をめがけていっせいに咲きました。
まだもう少し見頃です。

| keiko | 04:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
積極的ブログ更新!
みなさまこんにちは。
気がついてみると7月でした!!!

6月は2回しか更新していないという結果になってしまいました。
有名な方々のブログからリンクしていただいているということも聞きましたので、
7月から積極的に更新していきます。

よろしくお願いします。


| keiko | 04:28 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
生活・文化からくるデザイン
ストックホルムの街路樹でちょっと変な木を見つけます。


幹の太さや大きさのわりに葉っぱのついている部分のバランスが悪いのです。
 木の葉っぱの部分が立方体にカットされてたり、不自然にてっぺんだけ少ないものが多く見られます。

まだ葉が芽吹いていない冬に見た時は黒い枝の曲がり具合がすごい迫力を醸し出していました。


ちなみにこの木が並んでいるところはKTHといて、とってもエリートのエンジニアになる人たちが通う大学です。この図書館の入り口にあるカフェ、たまに忍び込んだりします。かなり雰囲気のいい大学で、わたしのお散歩コースになっています。
赤レンガの素敵な校舎です。
内部


 さて、話ははげちゃびんな木にもどって、なんでこんなことするの?!って疑問に思っていろんな人に聞いてみましたがみんな知らなくて、わたしの周りで学校の先生一人だけ知っていました。
むかしむかし田舎で牛や馬を放牧していて、生えている草をすべて食べ尽くしてしまった時がありました。地面に草がなくなってしまったので、木の上部に生えてた葉っぱをカットして牛や馬に与えていたという歴史があったようです。
 草がなくなってしまうくらいのその厳しい環境が想像できますし、酪農文化なんだなーとも想像できます。そんな人々の日々の営みから生まれるデザイン。とてもおもしろいと思いませんか?

 私はスウェーデンに来て、この地域独特のこの国の人の日々の生活や気候や環境に起因するデザインなど、もっというと国民が抱いている意識からくるデザインなど(本当はこれが一番知りたいのだけど)、住んでみなければわからないことをもっと知りたいと思っていました。
 いま、いくつかの事例が見えてきて、ちょっと調べ始めたところです。
 
 この街中によくみられるカットされた木のことを総称してHamla(ハムラ)と呼ばれています。いろんな木で実施されているようですが、私が見たのはシナノキ、あるいはヨーロッパにあるのでシナノキ科のセイヨウボダイジュだと思います。
 葉が芽吹いてからもカットするようですが、夜中にやっているのでしょうか、まだ業者さんたちの姿を見たことがありません。
 こんな風に昔からある風習みたいなものをデザインとして、現代の街中に取り入れて風景を作っているなんて素敵ですね。
ガムラスタン
これは地下鉄の窓から撮ったガムラスタン(旧市街)の写真です。
小さくだけど、四角くカットされた木が模型みたいに並んでいるのがみえますか?


| keiko | 21:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
グンナール・アスプルンドという建築家を知っていますか?
グンナール・アスプルンド(Erik Gunnar Asplund 1885-1940)という建築家を知っていますか?
スウェーデンを代表する有名な建築家でもありますが、ランドスケープデザイナーでもあります。ユネスコの世界遺産にもなっている「森の墓地」は彼の作品です。

 私がはじめて彼の作品に出会ったのは21歳の時、はじめてストックホルムに来て滞在していたゲストハウスの近くに彼の作品の図書館がありました。
Stadsbiblioteket (ストックホルム市立図書館)です。
外観

はじめてその図書館に入ったとき、その壮大なスケールに鳥肌がたちました。
ヒカリがちょうどよく建物に入っています。
内装

こんな素敵な図書館みたことない!

図書館という場所は昔からとても大好きで、お気に入りは京大図書館、奥沢図書館なのですが、ここは格別に大好きな図書館です。

この図書館が彼の作品だと知ったのは帰国してからでした。
いまでも週に3日はその図書館に通っていろいろ調べものをしています。

ストックホルムの図書館のカードもおしゃれ!
貸し出しカード

ストックホルムコミューンのどこの図書館でもこのカードが有効です。
このカードで本、CD、DVDの貸し出しや、無料でインターネットも使用できます。
ただし、1日1時間と制限があります。
貸し出し、返却は専用の機械があり、返却遅延するとペナルティ料金が発生します。

旅行者は図書館の人にパスポートなどを見せると、30分無料でインターネットを使用できます。

さて、話をアスプルンドに戻し、、、
2006年だったか、彼の作品展が松下電工の汐留ショールームで開催されていました。なんとマニアックな!と思いましたが、結構人がたくさんいました。
「建築家 グンナール・アスプルンド 癒しのランドスケープ」
“生命の尊厳へのまなざしがスカンジナビアの雄大な自然を背景に、永遠なる自然の時間へと見事に昇華されている”と紹介されている森の墓地。
TSBで日曜の夜に放送されている「世界遺産」でも見ましたが、実際はかなりのもの。
冬に一度行ったことがありますが、この時期もいいと思いますので近々。
地下鉄がリノベーション工事中で代わりにバスを使わなければならいので、なかなか足が遠のいています。今月中にいい写真を撮ってブログにアップしたいと思います。
この森の墓地こそ、スウェーデンを代表するランドスケープデザインだと最近感じてきました。

さて、この汐留ミュージアム、松下電工本社の中にある美術館なのですが、いつもかなり濃い作品展が開催されていて、お気に入りの美術館でした。そして2Fには最新松下家電製品のお試しショールームがあり、マッサージ機は最高です。

このストックホルム市立図書館、創立80周年を迎えており3月末にイベントがあったので見に行ってきました。
ポスター

 イベントは1日、シンポジウムやジャズライブがあったのですが、その中でもおもしろかったのは、リノベーションコンペでした。
現在もまだそのアイデアのプレゼン資料が展示されています。
内装

こちらにフィンランドの建築家、ヘイケ・ハナダがコンペの作品について話しているvideoがありますので興味のある人は見てみてください。
スウェーデン語も聞けちゃいます。

| keiko | 15:09 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

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