Page: 1/1   
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | | - | - | pookmark |
バイオダイナミック農法(果樹編)
いまスウェーデンはりんごの季節です。

ローゼンダールの広いりんご畑も収穫がはじまりました。はしごにのぼって、木にのぼって、せっせとりんごの収穫をしています。1個も残さず黙々と作業に取り組んでいますが、このおいしく実ったリンゴ木は春に剪定と、バイオダイナミック農法に沿った樹皮のトリートメントを行いました。今回はそれを紹介したいと思います。

木の剪定は6月〜8月がいいと言われていますが、ローゼンダールでは夏はたくさんの人が訪れるため、春の間に作業を行います。春といってもこのコースが始まってすぐなので、3月末まだ雪が残っていた時期です。

3月末から4月初旬にかけて1週間半、毎日りんごの木に登って、はしごに登って、高枝切りばさみを使って、せっせと剪定していました。緑の芝生の空間に約50本以上植えられたりんご、洋なし、プラム、さくらんぼの木のほとんどは1860年代に植えられたものです。

 子どもの頃も木に登って遊んだ記憶はなかったのに、まさかオトナになってこんなに木に登るチャンスがあるなんて!半日降りることなく木の上で作業していました。日本で実習時に少し木に登りましたが、数えるほどだったので、かなり鍛えられました。木にも軽々と登れるようになり、のこぎりで太い枝を切るのが早くなったこと!
 日本で行った木の剪定とほぼ同じです。上に、中にのびる枝を切ります。太い枝も空間を見て「すく」作業をします。果樹ですので、実が成ったときに枝がその重さに耐えられるように剪定します。盆栽をイメージしたらいいかと思います。
この写真はバイト先の別荘のお庭で剪定したものです。
剪定前

剪定後


ちょうど剪定シーズンは春のぽかぽか太陽で木の上はとても気持ちよかったです。ただ、ずっと緊張していたからか木の上なので変な体勢で体を支えているので、地上に降りたとき足がぷるぷるしてしまいました。

 剪定を一通り終えた後は、150歳にもなる古い木なので、ケアをしてあげました。
樹皮のトリートメントのようなものです。
バイオダイナミックの手法で材料は以下のもの。分量は測って作ったわけではないので、私の感じた目分量で記載しています。
《材料》
・ねんど 約250g

・ 牛のフン(スカンセンの動物園からもらってきました。牛は薬など化学的なものは摂取していません)約100g

・ 牛乳(オーガニックのもの) 約300ml-400ml

・ Blodmjol
 (直訳すると血の粉、プロテイン、ニトロゲン、ミネラルががいっぱい含まれています。粉状のもので色は茶色。うさぎや鹿の動物の害から守ったり、土に栄養を含ませるときに使用するらしいです)手にひとにぎりくらい

・ 乾燥させたスギナを煎じたもの 約100ml(スギナ=つくし)

・ 水 適量

これをちょうどホットケーキのたねみたいなとろとろ感になるようにせっせと木の棒で混ぜます。


混ぜていると顔に飛んだりして、きゃっきゃ!と大騒ぎです。ちなみに生徒は全員私より年上。
これが完成したもの。


りんごの木にこびりついているコケみたいなものを、亀の子たわしや、ペットの毛並みをそろえる櫛のようなもので、きれいに落としてあげます。


その後で先ほどのどろどろしたトリートメントをハケで塗ります。



雨で少しずつ流れているみたいですが特に洗い流さずに置いたままです。
5−6年に1度様子をみてやってあげるそうです。

いろんな種類のりんごが植わっていて、収穫時期を確認するため1個1個の木を味見したりしています。リンゴテイスティング!
りんごがちゃんと実ってよかったです。当たり前のことですが、何だかとてもうれしいです。


ちなみにすべて売り物になりますので、勝手に採って食べてはいけないということになっています。
 でも、スウェーデンには「自然享受権」というものがあります。自然はみんなのもので共有の財産という考え方で、私有地であっても所有者に損害を与えなければ誰でも立ち入って自然を享受していいという権利です。森の中でベリーやきのこを摘んだりしているのはこの権利を行使しています。幼い頃から環境教育を受けて意識が高いスウェーデン人だから、荒らしたりなどの問題が起きずにこの権利が長年成立しているのかもしれません。
 残念ながらローゼンダールのリンゴは大事な収入源として(損害対象)の果樹園の役割ですので、採って食べないでねということになっています。
 この自然享受権、私が大学に入って始めて書いたレポートのテーマとして取り上げて、Aをもらったので忘れられません。スウェーデン語は落ちこぼれだったので、専攻語の授業でAをもらったのはたぶん最初で最後。まさかスウェーデンに住むとはその当時は思ってもいませんでした。。。クラスメイトの誰もが驚いているかもしれません。いまではすっかり生活を楽しんでいます。

| keiko | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
バイオダイナミック農法(トマト編)
 ローゼンダールではバイオダイナミック農法で野菜を育てています。
バイオダイナミック農法とは・・・説明がとても難しいです。
日本語で本を読みましたがさっぱり理解できませんでした。今実際に作業をしながらどんなものかということを手探りで学んでいるような状況です。
 ざっくりと説明すると・・・20世紀前半にオーストリアの学者、ルドルフ・シュタイナーが提唱した農法で、自然のリズムとの調和を重んじて健康な土壌作りと植物の組成力増進の達成を図る持続可能な農法です。ヨーロッパでは比較的知られています。
 バイオダイナミック農法では、太陽、月、惑星と地球の位置関係が土壌や生命体の成分及び気象等に与える影響を重視して、種まき、苗植え、耕うん、調合剤の準備や施肥、収穫などの時期を天体の動きにあわせて選択し、また、土壌バランスや植物を健康に保ちつつ効果的な収穫をあげるためのサプリメント或いはコンディショナーとして、人為的な化学物質はいっさい使用しないかわりに、天然のハーブや鉱物、家畜を利用して作った各種調合剤を施したりします。(参考URL: OZ GARDEN

 いわば、無農薬農法にスピリチャルな要素を加えたようなものでしょうか。
 
 馬のフンを土に混ぜたり、コンポスト(これも独特の配合あり)の管理をして、いい土を作りそれを畑や花壇に使ったり、除草剤使わないで雑草を抜くケアをしたり。とてもとても大事に野菜を育てています。

このスピリチャルな部分が本を読んでもどうしても理解できず。。。
 とにかく体にいいおいしい野菜が採れるということで、ローゼンダールにある農園でも種から育てた苗を5月前半から畑に植えはじめました。
 いくつかおもしろいバイオダイナミック式のトリートメントがあるので、紹介したいと思います。
今日はトマト!

4月頃、ビニールハウスにトマトを植えました。


20度に保たれたビニールハウスですくすくと育ち・・・


そのトマトが甘い実をつけて、いま食べごろです。


すくすく育っていたのですが・・・葉っぱに白いカビが! 
うどん粉病だと思います。

これをケアするために特別なお薬を作りました。もちろんノンケミカル。

■ 材料
gron sapa 小さじ2くらい (日本語で軟せっけん、緑色のねっとりした液体。杉を煮だして作るらしい・・・石けん)


アルコール 大さじ4くらい


水 1.25L

3つをまぜて葉のカビに吹きかけ、洗い流します。


Gron sapa にはクエン酸ナトリウムが含まれているらしく、日本では食酢を薄めて吹きかけるようなケアを見つけました。 クエン酸と食酢はちょうどPH2で同じくらいの酸性らしいです。
 カビを洗い流すだけでなく、ほんの少しだけ予防効果もあるようで、せっせと洗い流し


おいしいトマトを収穫しました!


他にも畑で育てていた野菜が売られ始めました。


バイオダイナミック農法、かなり手がかかります。
この野菜が市場に流通することは難しいと思います。安定供給が不可能。。。
次はりんごの木のトリートメントを紹介したいと思います。

| keiko | 06:07 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |

Calendar

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

Sponsored Links

Profile

counter

ブログパーツUL5

Search

Entry

Comment

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode